日差しが気になる季節になると欠かせない日焼け止め。
新しいものを買ったものの、家の中から去年の日焼け止めを発見……!ということもあるのではないでしょうか。
開封後の日焼け止めの使用期限は、どのくらいなのか気になるところ。
日焼け止めの使用期限は、基本的に開封後1年以内を目安に使い切るのがいいとされています。しかし、使っている日焼け止めの種類によっては、短い場合もあるので注意が必要です。
開封後、時間が経ってしまった古い日焼け止めを使うと、お肌にダメージを与えることにもなりかねません。
この記事では、開封後の日焼け止めの使用期限について種類別に解説します。
開封後だけではなく、未開封の場合についてもまとめました。日焼け止めの使用期限を知って、紫外線からお肌を守りましょう。
日焼け止めの使用期限が開封後どうかを種類別に解説!
季節の変わり目になると、日焼け対策に意識が向きはじめるのではないでしょうか。
去年の残った日焼け止めがまだあるけれど、使用期限が切れているのか気になりますよね。
開封後の日焼け止めの使用期限は、基本的に1年を目安にするといいでしょう。
日焼け止めには、さまざまなタイプがありますよね。
日焼け止めのタイプによって使用期限は変わってくるため確認が大切です。
クリームタイプ
保湿力が高く防水性もあるのがクリームタイプ。化粧下地としても使われることもあります。
クリームタイプの開封後の使用期限は、1年以内とされています。
ジェルタイプ
ジェルタイプの開封後の使用期限は、1年以内に使い切りましょう。
ジェルタイプは、クリームタイプに比べて保湿力は落ちますが、べたつかず伸びが良いので使いやすい特徴があります。
ミルクや乳液タイプ
刺激が少ないので、敏感肌の人にも適している日焼け止めです。
ミルクや乳液タイプの日焼け止めの使用期限は、開封後1年以内に使い切りましょう。
オーガニックや無添加タイプ
オーガニックや無添加タイプの開封後の使用期限は、3~6か月とされています。
肌に優しく、赤ちゃんにも使えるものが多い日焼け止めです。
オーガニックや無添加タイプは、防腐剤などが使われていないものが多いので使用期限も短くなります。
商品によっては、メーカーが定めた使用期限が記載されている場合があるので確認してみましょう。
できるだけ早めに使い切るようにすると安心ですね。
ミストタイプ
ミストタイプの日焼け止めは、開封後1年以内が使用期限とされています。
気が付いたときに使いやすいのがミストタイプです。
パウダータイプ
パウダータイプの日焼け止めは開封後1年以内が使用期限となっています。
パウダータイプは、化粧をした上からでも使えるので塗り直しも手軽です。
スプレータイプ
スプレータイプの日焼け止めの使用期限は、開封後3年を目安にしましょう。
缶のスプレータイプ(エアゾールタイプ)の日焼け止めは、ほかの日焼け止めに比べると空気に触れることが少ないため使用期限も長めに設定されています。
手が汚れずに日焼け止めが塗れるのが、スプレータイプの良いところです。
日焼け止めを開封後に確認する方法
開封後の日焼け止めの使用期限について、種類別に解説してきました。
あくまでも目安となる使用期限となりますが、知っていると判断しやすいですよね。
しかし、日焼け止めの状態によっては、開封後あまり時間が経っていなくても劣化している場合もあります。中身の状態を確認してみることも大切。
開封後から時間が経っている日焼け止めの、確認しておきたい3つのポイントをお伝えします。
開封後の日焼け止めの劣化を確認する3つの方法
- 変色
白かった日焼け止めが黄色っぽくなっているなど見た目の変化 - 分離
油分と水分が分離している - 異臭
においが変わってしまっている
肌に直接つけるアイテムなので、少しでも異変を感じたら使用はやめて処分しましょう。
処分するのは気が引ける場合、期限切れの日焼け止めの使い道もあるので後ほど紹介しますね。
開封後の日焼け止めの保管方法
日焼け止めを開封したらできるだけ早く、できればワンシーズンで使い切ることを意識することが大切です。
開封後の少しでも日焼け止めを良い状態で使うために意識したい保管方法のポイントを3つお伝えします。
開封後の保管方法
- 高温多湿の場所を避ける
- 使用後はフタをしっかりと閉める
- 容器から出したら容器の口を拭いて清潔にする
高温多湿の場所を避けて常温で保管しましょう。
車に乗る人は、車内に常備している場合があるかもしれません。
車の中は温度が上がるため、日焼け止めの品質が落ちてしまう原因になる場合も。
冷蔵庫で保管している人も注意が必要です。
冷蔵庫での保管は日焼け止めを冷やしてしまうことで品質が損なわれる場合があります。
そのため日焼け止めは常温での保管がベターです。
使用後は、しっかりとフタをして酸化を遅らせることも大切。
容器の口についた日焼け止めは、ふき取り清潔にすることも意識しましょう。
日焼け止めの使用期限は未開封の場合は?
日焼け止めの種類ごとに開封後の使用期限をお伝えしてきました。
なかには、買い足したまま使っていない未使用の日焼け止めを持っているかもしれません。
SPFが高いものは、日差しが強い時期やレジャーでしか使わない場合もあるのではないでしょうか。
未開封の日焼け止めの使用期限も種類によって変わってきます。
未開封の日焼け止めの使用期限一覧 | |
---|---|
日焼け止めの種類 | 使用期限 |
クリームタイプ | 3年 |
ジェルや乳液タイプ | 3年 |
オーガニックや無添加タイプ | 1年以内 |
ミストタイプ | 3年 |
パウダータイプ | 3年 |
スプレータイプ | 3年 |
オーガニックや無添加タイプは、開封後の使用期限も短いですが未開封でも1年以内です。
そのほかのタイプの日焼け止めは、未開封の場合3年が目安になっています。
未開封の日焼け止めも、保管の状態では3年経っていなくても、品質が落ちてしまう場合があります。
未開封の日焼け止めを保管する際は、高温多湿の場所を避けましょう。
使用するときは、中身の状態を確認してから使用することをおすすめします。
日焼け止めの使用期限はどこに記載されている?
開封後と未開封の日焼け止めの使用期限について解説してきました。
ここでふと疑問に思うのは、「日焼け止めの使用期限がどこに記載されているか」ではないでしょうか。
ぱっと見たところ日付のようなものは記載されていないと思いますよね。
使用期限が記載されている日焼け止めよりも、製造番号や製造年月日で管理されている日焼け止めの方が一般的となっています。どこに記載されているかというと、商品パッケージや商品裏にあるのがほとんどです。
メーカーによって、使用期限のもとになる製造番号が、どこに記載されているかはそれぞれです。
店頭でいろいろと日焼け止めを確認してみると、容器の種類で共通した場所に記載されているようでした。
日焼け止めの製造番号が記載されている場所
- チューブタイプは容器の上側
- ボトルタイプは容器の底
- 詰め替え用はパッケージ裏
もし、いつ購入したか忘れてしまった日焼け止めがあったら、メーカーのお客様相談室に問い合わせてみることをおすすめします。
製造番号から、いつ製造されたものなのか判断ができますよ。
詰め替えタイプは、商品パッケージに記載されています。
詰め替え後は製造番号をメモしておくと、問い合わせのときにも便利です。
日焼け止めには、製造番号が記載されていることが多いですが、日焼け止めの使用期限とはいったいどのような基準なのでしょうか。
日焼け止めの使用期限とは
薬機法では、適切に保存された場合に品質を保ち続けることができる期限のことを使用期限といいます。
そのうち、使用期限が3年以上のものに関しては使用期限を記載する義務があります。
多くの日焼け止めの場合は、未開封で3年は品質が保たれるように作られているため、使用期限という形で記載されている商品をあまり見かけないのです。
未開封の場合も、保管状態が悪いと3年以内でも品質が低下する場合があるので注意が必要になります。
日焼け止めが期限切れしたときの使い道
期限切れした日焼け止めを捨てる前に、別の用途での使い道もあります。
あまり使わないまま期限切れした日焼け止めはなんだかもったいなく感じることもありますよね。
期限切れした日焼け止めの使い道は3つあります。
それぞれ詳しくお伝えしていきますね。
シールはがし
シール類は一度貼るときれいにはがすのは大変ですよね。
このときに、期限切れした日焼け止めの出番です。
日焼け止めがシミになる場合があるので、注意して行ってくださいね。
シールのはがし方
- ある程度手でシールをはがしておく
- シールの部分をドライヤーであたためる
- シール部分に期限切れの日焼け止めをたっぷりと塗りティッシュで覆う
- 30分~1時間ほど放置したあとふき取る
ハサミの汚れ落とし
ハサミの刃にテープの汚れなどがついて切れ味が落ちてしまうことがありますよね。このときにも期限切れの日焼け止めが使えます。
ハサミの汚れの落とし方
- ある程度手でシールをはがしておく
- そのまま何度かハサミを開閉して刃になじませるようにする
- ティッシュでふき取る
吸盤の復活
吸盤の威力が落ちてきたときにも、期限切れの日焼け止めが使えます。
吸盤の復活方法
- 吸盤に期限切れの日焼け止めを適量塗る
- ティッシュでふき取る
本来の使い方とは異なりますが、代用品のひとつとして使い道があることを頭に入れておくと活躍してくれそうですね。
使う場所によっては、シミになる場合もあるので、目立たないところで試してから使うと安心です。
まとめ
- 日焼け止めの使用期限は開封後で約1年日
- 焼け止めの種類によって開封後の使用期限が変わる
- 開封後でも保存状態によっては1年経っていなくても品質が落ちる場合がある
- 未開封の日焼け止めの使用期限は約3年
- 期限切れした日焼け止めの使い道は3つある
開封後と未開封の日焼け止めの使用期限について解説してきました。
開封後は、早めに使い切ることがベターです。
日焼け止めの使用期限も気にして、紫外線からお肌を守りましょう!