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大豆ミートとは大豆で作った代替肉!メリットデメリットや種類も解説

大豆ミートという言葉をよく耳にするけれど「どんな食品なの?」と疑問に思っていませんか。

大豆ミートは大豆を原料にして肉の代わりに食べられるように作られた代替肉です。

こう聞くと大豆ミートはベジタリアンやヴィーガン向けの食品というイメージが強いかもしれません。

低カロリーで栄養も豊富な大豆ミートは、ヴィーガンやベジタリアンの人だけでなく健康に気を使いたい人などにも注目されています。

この記事では「大豆ミートってどんなもの?」という疑問から種類や選び方などについても解説していきます。

大豆ミートのことを知って、あなたに合った方法で取り入れてみてくださいね。


大豆ミートとは代替肉のこと

スーパーやコンビニなどでも見かけることが増えてきた大豆ミート。

「大豆なの?肉なの?」と不思議に感じることがあるのではないでしょうか。

大豆ミートとは植物由来の材料で作った代替肉のことです。

作り方はシンプル。大豆ミートの原料である大豆の油分を搾り取り、加熱と加圧をします。そして、高温で乾燥させてお肉のように加工したら完成です。

見た目や食感が肉に似ていて、下味をつけて調理することでお肉の代わりとして使えます。

バリエーションも増えて選べる商品も増えてきました。

大豆に含まれる油を搾りとることで大豆ミートに含まれる油も少なくなります。

肉と比べるとカロリーや脂肪が抑えられるのが特徴です。

植物性の代替肉のことをまとめて「プラントベースミート(plant-based-meat)」や「代替プロテイン」とも呼ばれます。

植物性の代替肉のなかで代表的なのが大豆ミート。ソイミートや代替肉と呼ばれることもあります。

宗教上の理由や体質などさまざまな理由で肉を食べないベジタリアンやヴィーガン向けの商品というイメージもあるかもしれません。

最近では、SDGsの観点からも注目されつつあります。



大豆ミートのメリット

大豆を原料にして作られている大豆ミートは体にも良さそうだと感じますよね。

大豆ミートを選ぶことで得られるメリットは4つあります。

詳しくみていきましょう。

大豆ミートのメリット

  • 植物由来の栄養素が豊富
  • 低カロリー
  • 長期保存できる
  • 環境や食糧問題に取り組める


植物由来の栄養素が豊富

大豆ミートは、肉に含まれていない食物繊維や大豆イソフラボンなどの栄養素が含まれています。

食物繊維には不溶性と水溶性の2種類があり、大豆ミートには不溶性食物繊維が豊富

不溶性食物繊維は、水に溶けずに吸収してふくれるのが特徴です。

腸を刺激して腸内に溜まった老廃物を外へ出すことが期待できます。

大豆イソフラボンは、美肌の維持を助ける効果が期待できる女性にはうれしい栄養素ですね。

大豆ミートには植物性タンパク質も豊富に含まれています。

低カロリー

加工する段階で大豆に含まれる油分を絞り出すため脂肪量とカロリーが少ないのも魅力です。

カロリーは牛肉(100gあたり)に比べると1/4ほど。

余分なコレステロールを排出してくれるサポニンも含まれています。

長期保存が可能

乾燥タイプの大豆ミートなら期限も約1年と長い期間保存が可能です。

使いたい量を水やお湯で戻して調理できます。長期保存できるので非常食としても重宝しますよ。

環境や食糧問題に取り組める

健康面でのメリットだけでなく、環境にも優しいと言われているのが大豆ミートです。

家畜を育てるには場所やエサ、水などのコストがかかります。

エサとなる穀物を育てるためにも水源は必要。世界的にみると家畜を育てるための水源確保も大変になってくるといわれています。

家畜に比べてコストを抑えられるのが大豆の栽培です。

水だけでなく家畜を育てるために必要な場所やエサを作る場所を確保するために森林開拓もしなければいけません。

大豆ミートはSDGsの観点からもメリットがあるといわれています。



大豆ミートのデメリット

大豆ミートにはさまざまなメリットがありました。

良いところばかりではなくデメリットもしっかりと知っておきたいですよね。

大豆ミートを取り入れるうえで気をつけておきたい点を4つにまとめました。

大豆ミートのデメリット

  • 動物性由来の栄養素が不足しがちになる
  • 加工品には添加物の多い傾向があるので注意
  • コストが高い
  • 家畜業界の衰退



動物性由来の栄養が不足する

三大栄養素のひとつであるタンパク質には動物性と植物性の2つがあります。

栄養バランスを考えると、動物性たんぱく質も大切です。

肉以外では卵や魚介で取り入れることができます。

偏りすぎないようにバランスよく取り入れることを心がけましょう。

加工品の添加物

大豆ミートにはすでに味付けなど加工済みのタイプがあります。

加工済みの大豆ミートは手軽に取り入れられるので便利ですよね。

しかし、自分で調理するよりも味が濃かったり余分な添加物が入っていたりします

塩分やカロリーもかえって高くなる場合があるので原材料などをチェックして選ぶといいですよ。

添加物と合わせて確認しておきたいのが、遺伝子組み換え大豆かどうかです。

より自然に近い大豆ミートを選びたい場合はチェックしましょう。

日本の大豆ミートは主原料に大豆を使用していれば、動物性の添加物を使用していても植物由来の食品として取り扱われています。

完全な大豆ミートを探している場合も注意が必要です。

コストが高い

日本での大豆ミート市場は、まだまだメジャーとはいえません。そのため値段も高い傾向にあります。

食肉業界の衰退

メリットとして環境に優しい点を挙げました。大豆ミートはこれからも注目されていくといわれています。

大豆ミートが主力になってくると食肉業界の規模が小さくなることも懸念されます。



大豆ミートの種類

大豆ミートには調理によって使い分けられるよう種類があります。

大豆ミートの主な種類は3つです。

料理に合わせて使い分けることで、見た目や食感も肉に近づきます。

大豆ミートの種類

  • 乾燥タイプ
  • レトルト・加工タイプ
  • 冷凍タイプ


乾燥タイプ

一番オーソドックスな大豆ミートが乾燥タイプ。

常温で保存でき、比較的長期保存が可能です。

基本的にお湯や水で戻して使います。

下味などはついていないので、調理の際に味をつけます。

後述しますが、形状もいろいろあり好みの味付けができるので料理のアレンジがしやすいです。

レトルト・加工タイプ

レトルトや加工タイプの大豆ミートには味がついていて、戻す作業がいりません。

カレーやパスタソース、ハンバーグなど食べたいときにさっと調理できるのが特徴です。

ご飯を作るのが面倒でも、温めるだけだったり食材をひとつプラスするだけで作れたりと便利につかえます。

一度で使い切りできる量なのもポイントです。

ハムやソーセージ、ナゲットなどに大豆ミートが使われている商品もあります。

加熱すれば食べられるので一品プラスしたいときにも便利です。

朝ごはんのおかずや、おつまみとしても手軽に取り入れられます。

冷凍タイプ

冷凍保存できる大豆ミートはストックしておけるので取り入れやすいのがポイント。

商品によっては解凍が必要なものもありますが、冷凍のまま料理に加えて加熱するだけで使えるタイプもあります。

使いたい量をさっと取り出せるので便利です。


大豆ミートの選び方

さまざまなタイプの大豆ミートがありますが、さらにミンチやブロックなど形状にも種類があります。

調理に合わせて大豆ミートの選び方も変わってきます。

大豆ミートの選び方

  • 唐揚げなどにはブロックタイプ
  • 薄切り肉のように使うならフィレタイプ
  • そぼろやハンバーグにはミンチタイプ



ブロックタイプ

鶏肉などがあらかじめ調理しやすいように一口大にカットされた状態でスーパーに並んでいるのを見かけることがありますよね。

カットされた鶏肉に似ている形状がブロックタイプです。

唐揚げのほかに酢豚や筑前煮などの、揚げ物や煮込み料理に向いています。

しっか りとした大きさがあるので食べごたえもありますよ。

ブロックタイプでおすすめの料理は唐揚げ。

また、大豆ミートの種類の中では大きいため、ほかのタイプに比べると大豆の風味が強く感じられる場合があります

大豆の風味が気になるときにはカレーのようなしっかりした味付けのメニューに使ったり、薬味などで下味をつけたりしてから調理すると和らぎます。

フィレタイプ

フィレタイプは、薄切り肉や豚こま肉の代わりになる形状です。

生姜焼きのほかに、回鍋肉や野菜炒めといった中華料理や、重ねてミルフィーユカツにするなど幅広く使えます。

大豆ミート自体は淡白な味です。大豆ミートに片栗粉を軽くまぶしておくとタレが絡みやすくなります。

ミンチタイプ

ひき肉の代わりとしてつかえるのがミンチタイプの大豆ミート。

ハンバーグや餃子などミンチタイプは使えるレパートリーも豊富です。

ミンチ状なので大豆の風味も感じにくい傾向があります。

初めて大豆ミートを料理に取り入れるのにもミンチタイプはおすすめです。



おすすめの大豆ミート

実際に大豆ミートを試してみようと思ってもどれを選んでいいか迷ってしまいますよね。

スーパーと通販で購入できる大豆ミートを集めました。

スーパーで購入できる大豆ミート
メーカー名 商品名
プリマハム Try Veggie(トライベジ)
米久 お肉屋さんの大豆MEAT
丸大食品 大豆ライフ
マルコメ 大豆のお肉
日本ハム NATU MEAT(ナチュミート)
伊藤ハム まるでお肉!
大塚食品 ZERO MEAT(ゼロミート)

なじみのあるメーカーからも発売されているかもしれません。

乾燥した大豆ミートもありますが、レトルトや加工されたタイプの種類が豊富だと感じました。

通販で購入できる大豆ミート
メーカー名
不二製油
かるなぁ
アリサン
オーサワ
SOYCLE(ソイクル)
LOVEG(ラベジ)
すこやか商店

通販で購入できる大豆ミートは冷凍や加工タイプもありますが、主に乾燥タイプの取扱いが豊富です。

製造工程や大豆の栽培方法についても気をつけたいあなたには通販がおすすめです。



まとめ

  • 大豆ミートとは、植物由来の材料で作られた代替肉
  • 主に大豆を原料としている
  • 低カロリー高タンパクで健康を気にしている人からも注目されている
  • 大豆ミートの種類には乾燥・レトルト・冷凍・加工タイプがある
  • 大豆ミートの形状はブロック・フィレ・ミンチがあり料理によって使い分けができる

大豆ミートは私たちの日常に浸透してくるものになるかもしれません。

うまく取り入れられると良いですね!

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